ノマドビザの発給が開始されたことで、海外ノマド生活をしている人が増えました。
いつか自分も、ヨーロッパの美しい街並みの中で生活をしたい!と人生で一度は思いますよね。しかしながら、世界で物価が上昇していることもあり、なかなかヨーロッパ生活を踏み出しづらいのが現実。
人生一度きり、ヨーロッパで生活してみたいけど、生活費のことが不安!と思うなら
いっそのこと、生活費が安価な地域で、お試しのヨーロッパ生活をしてみてはいかがでしょう?
今回はNumbeoをもとに、2023年版ヨーロッパの中で生活費が安価でおすすめの渡航先4カ国をご紹介します。
各国の食費や家賃、物価など生活にかかる費用データベース。Numbeoでは各大陸ごとに順位づけをおこなっており、「生活費指標」が高いほど、生活費が高いことを表しています。
将来海外移住を検討している方にとっては、今後の永住先候補の検討に役立ててもらえます。安価にヨーロッパに短期滞在したい方にとっても、参考にしていただける内容ですのでぜひご覧ください。
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モンテネグロ
ヨーロッパの南東部、バルカン半島に位置するモンテネグロ。西部がアドリア海に面する、福島県ほどの面積の小さな国です。首都はポドゴリツァ。オリーブやブドウ栽培が盛んな国。また、国内に中世の雰囲気が残る城壁の街「コトル」や、貴重な動物が多く生息する「ドゥルミトル国立公園」が世界遺産に指定されており、観光産業も有名です。
ヨーロッパの生活費指数最高順位スイスの数値が114.2に対し、モンテネグロはなんと約3分の1の38.9。しかも生活費指数順位がモンテネグロより低い、ルーマニアやポーランドに比べ、レストラン物価指数が低くなっています。気軽に外食ができると思うと、ちょっと住むのも楽になりそうですね。
主な費用の一例は、以下の通りです。
安価な食事:€6.4
ビール(1パイント):€2
市内中部の1部屋アパートの月家賃:€372
モンテネグロでは2025年にノマドビザの発給が計画されています。2年間の居住が許可され、その後は2年の延長が可能となる予定。更に、所得税が免除されるという大変好条件です。
海外ノマドを予定されてる方にとっては、有力候補になります。
クロアチア
バルカン半島北西部に位置し、ハンガリーやセルビアと隣接しています。国土の南西部はアドリア海に面しており、美しい海岸が広がっています。北部には温泉があります。
ジブリアニメの舞台にもなったドブロブニク旧市街は、「アドリア海の真珠」とも呼ばれ、毎年多くの観光客が訪れます。親日家の人が多いことでも一時期話題になりました。
クロアチアの生活費指数は続くポルトガルに比べて46.7と若干高くなっています。ドブロブニクなどの海岸都市では、美しさと比較的温暖な気候で人気ですが、近年は生活費が上昇しています。しかしながら賃料指数ではオランダやイギリスは30台、ドイツやフランスは20台なのに対し、クロアチアはわずか12.2。生活費の中でも大きい割合を占める家賃を抑えることを考えると、移住先候補としてクロアチアは有力ですね。
主な費用の一例は、以下の通りです。
安価な食事:€9.8
ビール(1パイント):€2.4
市内中部の1部屋アパートの月家賃:€560.25
2021年クロアチアは、ノマド向けに1年間滞在可能なビザの発給を開始しました。所得税も免除されることもあり、注目されている国の一つ。ヨーロッパの温暖な気候、更に海辺の街で安価に生活できることは魅力的ですよね。ビザの有効期限が1年間という点をポジティブに考えられるのであれば、クロアチアは最有力候補となるでしょう。
ポルトガル
首都はリスボン。北大西洋に面し、スペインと隣接しています。夏季の平均気温は20度、冬季は10度と一年を通して温暖な気候。魚介類の料理が美味しいことでも知られています。観光産業も有名で、日本人観光客が多く訪れる国の一つです。
ポルトガルの生活費指数は45.3。周辺国に比べ食料品指数が低いことが魅力の一つです。
主な費用の一例は、以下の通りです。
安価な食事:€12
ビール(1パイント):€2.5
市内中部の1部屋アパートの月家賃:€1207
2022年ポルトガルでは、EUの永住ビザ取得へとつながるノマドビザ発給が開始されました。そのため、世界中のノマドが大注目をしています。
リトアニア
バルト三国の一つの国、リトアニア。夏の暑さは穏やかで、過ごしやすいです。国土の98%が農地と森林で覆われ、約4,000も湖があることから「森と湖の国」として知られています。首都は、ビリニュス。IT産業が盛んで、国を上げて外国企業の誘致や企業支援をおこなっており、ICT産業の伸びが期待されています。
リトアニアの生活費指数は48.8。賃料指数、食料品指数ともに比較的低くなっています。レストラン物価指数もEU主要国に比べると低くなっています。
主な費用の一例は、以下の通りです。
安価な食事:€10
ビール(1パイント):€4
市内中部の1部屋アパートの月家賃:€720.83
首都ビリニュスはコワーキングスペースが充実しており、ノマドワーカーの間で話題になりました。リトアニアには、現在ノマドビザはないため、短期滞在のみ可能です。しかし、国の発展を肌で感じられることや、複数言語が話される国際的な環境に魅力を感じる場合、移住先候補の一つとなります。
(Source)
https://www.euronews.com/travel/2023/01/18/want-to-move-abroad-these-are-the-cheapest-european-countries-for-expats-in-2023
https://www.numbeo.com/cost-of-living/rankings_by_country.jsp?title=2023®ion=15
https://uk.movies.yahoo.com/movies/want-move-abroad-cheapest-european-110031608.html
https://www.roadiscalling.com/cheapest-countires-to-live-in-europe/
https://www.myglobalviewpoint.com/cheapest-cities-in-europe/
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2023年版ヨーロッパの中で生活費が安価でおすすめの渡航先4カ国をご紹介しました。
いかがでしたでしょうか。
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