こんにちは!トミーです!
先日、2022年の世界幸福度ランキングが発表されました。
デンマークは2位、一方、日本は54位。
幸福度ランキング上位の常連国、デンマーク。
2008年には世界幸福度ランキング1位になったこともありました。
デンマークの幸福度が高い理由は、一体なんだと思いますか?
今回は、私が現地での生活を通して感じた、デンマークの素敵なこと4選を紹介します。

デンマークへの留学や渡航を検討されている方にもおすすめな内容ですので、ぜひご覧ください!
世界幸福度ランキングとは?
国連のSDSN(持続可能な開発ソリューション・ネットワーク)が「世界幸福度調査」に基づき、数値化した「幸福度」を順位づけしたもの。幸福度ランキングは10年前から毎年発表されています。
どのように決まるの?
アンケート形式で調査は実施、回答者は主観に基づき自身の幸福度を0〜10の11段階で評価します。
アンケート結果に加え、以下の項目を加味して最終的に判断されます。
・GDP(一人当たりの国内総生産)
・健康寿命
・人生の選択における自由度
・他社への寛容さ(寄付など)
・国への信頼度
直近過去3年間の平均値を算出したものが、その年の幸福度ランキングとして発表されるのです。
例えば、2022年3月18日に発表された幸福度ランキングは、2019〜2021年の結果を元に算出されたものというわけなのです!
デンマークの素敵なところ4選
デンマークに実際に滞在してみて、私はこんなところが素敵だと感じました。
デンマークの素敵なところ4選
- 福祉国家
- 政治への信頼が厚い
- 時間に余裕がある
- お互いの意見を尊重することが社会に根付いている
それでは一つずつ見ていきましょう。
1.福祉国家
デンマークは税金が高い国、という印象を持っている方も多いのではないでしょうか。
デンマークはOECD各国中で最も個人所得税の税率が高く最大68%、消費税は25%。「高い税金で国民は苦しんでいるのでは・・・」と一瞬不安が頭をよぎります。
高い税金を支払う対価として、医療費・教育費が無料。街はバリアフリー化が進んでいて、子供連れの親子やお年寄りも安心です。さすが「福祉国家」といわれるだけありますよね。「ゆりかごから墓場まで」という言葉の通り、国が誕生〜老後まで一生涯面倒をみてくれるという保証が、デンマークでの生活の安心感に繋がっています。
2.政治への信頼が厚い
デンマークでは、民主主義とボランティア精神が国民全体に根付いています。そのため政治においてももちろん、民主主義の精神に基づき、対話を通して様々な分野での改革が行われています。私が現地で政治に関して調査をしていたとき、国民の税金を国の政策に充てたいと考え、自転車通勤をする議員さんがいる話を聞いたことがあります。
実は、デンマークの政治家の人数は少なく、他の職業と比較して給料はあまり高くないといわれています。政治家が国民のことを純粋に考えて仕事を行っていることを、国民はしっかり理解しているのです。
汚職がほとんどないことを、デンマークの人は誇りに思っています
3.時間に余裕がある
デンマークでは週37時間勤務、残業はほぼありません。バカンスは年に5〜6週間ほどあるところも、日本と大きく違うところ。休憩に関する考え方も日本と違います。日本は休憩をとることが法律上の「義務」ですが、デンマークでは「権利」。休憩をとるか、または短縮してとるかなど、各個人で1日の時間の使い方を決めることができるんです。こうした働き方の柔軟さが、時間に余裕を持つことに繋がっています。
私がぜひ見習いたいと思ったこと、それは日々の生活の中で、デンマークの人々が大事にする「ヒュッゲ」の時間です。「ヒュッゲ」とは、居心地のいいことやホッと安心できる瞬間のこと。デンマークでは、家族や友人と過ごす時間やコーヒーを片手に休憩する時間、冬に家の中に灯るロウソクの火など、様々なタイミングで「ヒュッゲ」を感じ、ときに周りの人と「ヒュッゲ」を共有することを喜びます。日常の小さなことを楽しめる背景には、時間の余裕が、心の余裕へと繋がっているからなのでしょう。慌ただしい日常の中だからこそ、自分や周りの人々のことを大事に感じる「ヒュッゲ」はとても素晴らしく贅沢な時間だと感じました。
4.「社会の中で誰もが対等」
私がデンマークの人と話していて驚いた一番のこと、それは、デンマークの人との会話の中で、「平等」「民主主義」という言葉が日常的に登場することです。
自分と人を比較せず、お互いの意見を聞き尊重し合うということ。
「社会の中で誰もが対等」であることは、多くのデンマーク人が意識的に口に出していると感じます。
そのことがとても尊いことであること、社会の中で生きていく上で最も大事なことの一つだと理解しているからこそなのです。
子供のころから日常的に「自分はどうしたいのか」「自分はどうありたいのか」と考えることをデンマークでは家庭の中で教育されます。他人と自分と比較せず、お互いの意見を聞き尊重し合うことは、文化的に受け継がれてきたものなのです。
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以上、デンマークの素敵なところ4選をご紹介しました。
いかがでしたでしょうか。
英語が通じるため、最近は現地の社会学校「フォルケホイスコーレ」への留学も話題になっています。留学先や移住先を検討している方は、デンマークを選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。
日本では知ることのできない豊かさに気づくきっかけになるかもしれません。
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