こんにちは!トミーです。
今回は、ウィズナーの青のりさんがフランス生活を通して発見した、日本人とフランス人の感覚の違いをご紹介します。
「働くことが好き」と言わないフランス人
フランス人と仕事の話をしていてふと気づいたこと、それは「働くこと(仕事をすること)が好き」と言わないことです。
ストライキによって電車が数日間止まってしまったり、バカンスが多いことから、「フランスの人は働くことがあまり嫌いなのかな」と考える人もいるのではないでしょうか。
フランス語の「働く」という言葉には「自由を奪い、肉体的・精神的に痛めつける」というニュアンスがあり、ネガティブな印象が残る印象です。
しかし、それはあくまでも「働く」という言葉のイメージであって、自分の仕事が嫌いと表現しているのではなりません。フランスの人は自分の仕事に満足している場合、「自分の職業が好き」、「自分の仕事が好き」という言葉を用いて、自分の職業の素晴らしさや気に入っている点を論理的に説明する人が多いイメージです。
自分の職業は好き、でもそれ以上に家族や恋人と過ごしたり、自分のやりたいことを楽しむことも大事。仕事と私生活のバランスをうまく保つために、仕事を効率的にこなす努力をする人が多い気がします。
オシャレを楽しむフランス人、それは子供の頃からだった?
フランスの親御さんたちは、「本人が気に入った服装をさせてあげたい」と考えます。自分の子供に他の子供達と一緒の格好をさせことをあまり好ましいと感じないそう。そのためか、フランスでは子供の頃から自由に洋服を選ぶことが寛容されてるイメージです。
そう、フランス人が自由にオシャレを楽しむ習慣は、小さなころから始まっているのです。
服装は個性を表すツール、自由にオシャレを楽しむことを大事にします。
子供の頃から自分なりに挑戦し、試行錯誤を繰り返しながら素敵な格好を楽しむことを学んでいきます。中学生、高校生になるとオシャレも次第に成熟していきます。学校にもよりますが、フランスは日本ほど校則が厳しくな印象。もちろん行き過ぎている場合には、周りの大人が注意することもあるようですが、ロックやゴシックな服装など、自分の好みの格好で登校します。
日本のような上下関係はないのも大きく異なるところ。同じジャンルの格好の下級生がいたら、上級生はその下級生と「音楽や洋服のことを話したい、仲良くなりたい」と考え仲間として自然に受け入れるそうです。日本であれば、上級生から体育館裏に呼び出しを食らいそうな話、お国の違いを実感する話ですよね。
子供のころから明確なルールを守ることに注力して育つ日本人と、緩やかなルールでケースバイケースで上手に対応することを学んで育つフランス人。
育ってきた環境が違えば、考え方の順序や表現方法が異なることも納得です。
友達と知り合いの境界線
初めて会った人にも、仕事やプライベートの問題なども詳しく話すフランス人。日本人だと「プライベートのことも話せるなんて、信頼しあっている仲なのかな」と思ってしまいます。でも、ただ自分のことを話すという習慣があるだけで、意見は参考にするかもしれませんが信頼して話しているわけでありません。
知り合いになって、いろいろなことについて議論をすることはできるけど、友達となるにはある程度の時間をかける必要があります。たくさん話したとしても、すぐに連絡先を交換することは少ないそう。
会話を重ね、時間をかけて徐々に仲良くなっていきます。
私たち外国人から見たら一見中良さそうにしている場合も、フランス人なりの距離のとり方があるのです。自分の気持ちをストレートに表現する国民性。故に、過度に考えや気持ちを押し付けてこないか、周りの人のことを気遣える人かを見極めることも重要な点のよう。
特に社会人になると友達をつくるのが難しいのは、日本人もフランス人も一緒。本当に信頼できる人と友達となり、いい関係を築くことはどこの国でもなかなか簡単なことではないようです。
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今回はウィズナーさん、青のりさんがフランスで発見したことについてご紹介しました。
いかがでしたでしょうか。
これから海外渡航を予定している方、日本で海外の人と関わる機会のある方に、参考になる内容です。
次回も、ぜひご覧ください♪
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