ワーキングホリデー、海外就職、海外ノマド…etc
最初のうちは楽しい海外生活。生活に慣れてくるにつれて、次第に文化の違いにストレスに感じる、いわゆるカルチャーショックを感じるようになってきます。
カルチャーショックとは?
慣れない環境や風土、自分とは異なる考え方や価値観、新しい生活様式に身を置いた際に発生するある種の「適応」を指します。カルチャーショックによって、その場にいることを不快に感じたり、孤独感に陥ります。短期、食欲不振、不眠症などの症状が現れることも。
多くの人が海外渡航前は健康保険や住居、子供の学校など煩雑な手続きに意識が向けられ、心のケア対策はあと回しにされがち。カルチャーショックが引き金となり気持ちが停滞した結果、新しい仕事や出会いのチャンスを失ったり、その国のことを嫌いなってしまうこともあります。
海外で新生活をスタートさせるためにかけた労力を無駄にしないためにも、なるべく心地よく暮らしたいですよね。今回はカルチャーショックの軽減策として、出発前&現地到着後にできることをご紹介します。
現地での生活が心地よいものとなるよう、ぜひ出国前から意識的に対策を心がけてもらえたらと思います。
カルチャーショックはあって当たり前、改めて意識する
カルチャーショックとはごく普通なことで、ほとんどすべての外国人が経験するもの。現地到着後から2週間が最も感じやすいとされていますが、それ以上長引くこともあります。
現地の生活に慣れず憂鬱に感じることは当たり前、ということを改めて理解しましょう。
出発前に現地の言葉の基礎やマナーを学ぶ
人とコミュニケーションがとれると孤独の緩和になりますし、言葉が通じると自分の自信にも繋がります。そのため、なるべく早く言語学習を始めましょう。もし地方に移り住むのであれば、方言を含め学習することも大事です。
また現地のマナーやタブーとされている話題を事前に把握すれば、トラブルを回避に有効です。
出発前にオンラインで現地在住の現地人以外の友人をつくる
現地で長期生活している外国人や日本人は、自分が直面するであろう問題をすでに体験済である可能性が高いです。いい関係を築くことができれば、海外生活中の困ったことや悩みに対して、いい相談相手となり有効なアドバイスをしてもらえるでしょう。渡航先に知り合いがいるというだけで安心感にもなります。
各国や各地域の日本人・外国人コミュニティ、SNSグループなどを活用することでつながることができます。
できるだけ早く自分の生活リズム・日々の日課を確立させる
人は日々の生活のルーティーンをこなすことで、自分の生活が正常であると感じます。
例えば、国によって昼食時間が長かったり、シエスタ(昼寝)の制度があることもあると思います。現地の文化的背景も考慮し、過度にストレスがかからないような生活リズムを心がけましょう。
健康第一に過ごす
海外生活にストレスはつきものです。疲れたな、と感じるときは、自分が想像する以上に疲れていることも。
よく食べ、よく寝る。無理をしない。
無理せず、休息を心がけましょう。自分に甘いことも、時には必要です。
自分の住む国や地域のことに興味を持つ
海外生活に慣れてくると、目の前の日々の生活のみに意識が向きがちに。たまに意識的に立ち止まり、渡航前の自分を思い出してみましょう。その国の文化の興味関心があったはず。
その地域のニュースや歴史、文化的なことに触れることで、地域の魅力を再発見するきっかけにんなります。もしかしたら、新鮮な風のような刺激的な出会いがあるかもしれません。
専門家を頼る
自分の気持ちを、自分の心の中に溜め込み続けるのは苦しいですよね。
正直に自分の気持ちを周りの人に話しましょう。現地に住む友人やコミュニティの人たちに相談をすることで解決策が見つかるかもしれません。口にすることで気持ちが落ち着くこともあります。
海外生活はただでさえストレスがかかるもの。気持ちが滅入るときは我慢せず、医療専門家へ相談することをおすすめします。
母国と自分のいる国を比較しない
毎日通る道や写真で見慣れている風景の中でも、新しい発見があるはずです。
リラックスして心を開き、身の回りのことに興味を持つようにしてみましょう。
他人のSNSの発信を鵜呑みにしない
華やかな海外生活のSNSや動画の投稿は、目を惹きます。渡航前は特に、海外での新しい生活への期待が膨らみますよね。現地にすでにいる場合は、自分と比較して落ち込んでしまうこともあります。
客観的になり、鵜呑みにしないで参考程度に留めましょう。
刺激的な投稿を見ないよう心がけることも一案です。中には現地の現実的な部分も紹介するSNSや個人でラジオを発信している人もいるので、情報源を見直したり取捨選択を意識的に行うこともおすすめです。
その国での自分にとって大切なことを見つける
新しい国で生きていくために大事なことは、その国で自分にとって大切なことを見つけることです。そのためにできることは、自分と同じ興味・関心を持つ人や、自分と似たバックグラウンドを持つ人と繋がること。そして互いに助け合える関係を築くことです。日本で自分が夢中になったことや挑戦して楽しかったことなど、今一度自分のことを知ることが、そこでの生活をより豊かなものにする第一歩になるでしょう。
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海外生活を開始してからのカルチャーショックの対処法についてご紹介しました。
いかがだったでしょうか。
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