こんにちは!トミーです。
コロナ禍で行けなかった海外旅行。そろそろ計画を立てようかな、と考えている方もいると思います。
入国に必須なのがビザ(査証)ですが、観光目的だと査証取得が免除されている場合も多く、見落としがちだったりしますよね。
2023年11月からEU圏内でのEESの運用に伴い、EU圏内へ渡航あたりETIASのオンライン取得が必須となることをご存知でしょうか。聞いたことはあるけどよく知らない、という方が多いこのシステムをご紹介します。
今年または数年以内にヨーロッパ旅行を計画されている方や、海外旅行を検討されている方におすすめです。ぜひご覧ください。
EESとは?
正式名称は「Entry / Exit System」。イギリスを含むビザ免除国または短期滞在ビザを持つEU圏外からの渡航者を登録するための電子登録システムのこと。
EESの運用が開始されると、段階的にETIASでのオンライン認証の取得が必要となります。
イタリア
オランダ
エストニア
オーストリア
ギリシャ
クロアチア
スイス
スペイン
スロバキア
スウェーデン
スロベニア
チェコ
デンマーク
ドイツ
ノルウェー
ハンガリー
フランス
フィンランド
ベルギー
ポルトガル
ポーランド
マルタ
ラトビア
リトアニア
リヒテンシュタイン
ルクセンブルグ※シェンゲン協定へ加盟予定のキプロス、ブルガリア、ルーマニアへ渡航する際も申請が必要となることが予定されます。
EESの導入により、渡航者はEU国境を超えるたびに
- 氏名
- 渡航書類の種類
- 生体認証データ(指紋、顔画像)
- 出入国の日付と場所
- 入国拒否された場合はその記録
がシステム上に登録されます。
EES導入によって、渡航者のEU圏内の滞在可能日数を自動計算しオーバーステイ渡航者の特定が可能となります。また、不法移民や不法滞在者の身元管理が確実となるため、EUのセキュリティ向上が期待されています。
これまでのスタンプ方式から取って代わるEES。
渡航者にとってはスムーズな入国手続きが可能になりますが、航空会社や各国では、システム導入時には何らかのトラブル発生が懸念されています。
ETIAS(エティアス)とは?
ヨーロッパ諸国への入国に必要となる「事前渡航認証システム」のこと。正式名称は「European Travel Information and Authorisation System」。
EESはETIAS(欧州旅行情報システム)と接続しており、旅行者は旅行前にオンライン申請および渡航認証許可の取得が義務付けられます。
ETIAS申請情報
申請に必要なもの
- パスポート
- インターネット環境
- クレジットカードまたはPaypalアカウント
申請費用(予定)
7ユーロ(18歳未満と70歳以上は無料)
入力情報
- 申請者情報(氏名、性別、生年月日など)
- パスポート情報
- 連絡先
- 現地滞在に関して
- 適格性に関して(過去の渡航歴や犯罪歴、伝染病や疾患など)決済情報
有効期限
3年間。期限内であれば何度でも渡航可能。
(ただし、日本国籍でビザを取得せず渡航する場合の最大滞在可能日数は90日)
渡航人認証の確認方法
Eメールで渡航認証許可通知が送付
認証許可取得日数
即日を予定しているが最大4週間かかる可能性があり、早めの申請が推奨されます。
注意点
- ETIAS申請が拒否された場合、ETIAS以外の取得のため大使館等へビザ申請の相談が必要となります。
- 入国を補償するものではありません。入国審査は最初に到着するETIAS(エティアス)対象国の空港にて行われ、入国可否の判断は入国審査官に委ねられます。
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今日は2023年11月よりEUで運用開始予定のEES、ETIASについてご紹介しました。
いかがだったでしょうか。
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