こんにちは!トミーです。
海外の有名人が自身のSNSでインポスター症候群であることを告白し、少し前に話題になっていましたね。
黙々と作業するエンジニアの方が、インポスター症候群に陥る可能性があるという海外の研究結果もあります。エンジニアに限らず、今後、様々な分野でフルリモートの勤務環境が整っていくなか、人々がインポスター症候群を感じやすい環境になることが心配されています。
インポスター症候群とは、具体的にどのようなことを指すのでしょうか。
インポスター症候群とは?
インポスター症候群は、一種の心理学的現象です。二つの特徴があるとされています。
一つ目は、自分の達成した業績に対して「自分は運がよかっただけ」などと考え自分を過少評価することです。二つ目は、過小評価が引き金となって、自分は称賛に値しない存在であると感じ、その結果、自分や自分の業績が周りの人を騙しているのではいか、自分を詐欺師のように感じ思い悩むことです。インポスター症候は精神障害ではなく、心理的現象とされています。
社会的地位、職歴、専門性、技術力、または健康、不健康に関わらず誰でも経験する可能性があります。
インポスター症候群の例
インポスター症候群の場合、例えば以下のように感じることがあります。
- 特定の役職ですでに数か月間勤務しているのにも関わらず、正式な肩書で呼ばれると自分はその地位に値せず、周りの人を騙していると感じる。
- 社会的に認められ表彰されたとしても、自分の業績が優れていると感じられず、表彰式では周りの人を騙していると感じる。
- 自分でビジネスなどを始めても、同業者に比べ自分には経験や専門知識がなく詐欺師のように感じるため、宣伝活動に消極的。
インポスター症候群への対処
身近な人に自分が感じていることを共有する
自分の感じていることや思っていることを、周りの人に話してみてください。話すことで、自分の考えと事実を客観的に見ることができます。信頼する人の視点で物事の判断をすることで、自分の考えが偏っていたことや、自分に厳しすぎたことに気づくきっかけにも。
自分に対して思いやりの気持ちを持つことが、一歩前に進むことにも繋がります。
他の人の手助けをする
周りで困っている人や孤独そうな人がいたら、声をかけて相手の話を聞いてみてください。相手の立場になって考えることで、異なる考えを受け入れやすくなったり、相手も自分と同様に悩むことを知ることで、気持ちが軽減することがあります。
一般的に、他人との関わりが多く、課題を共有・相談できる環境は、インポスター症候群の防止になると考えられています。相手のためを想っての行動が、自分だけでなく周りの人にもいい影響と与えることができるかもしれません。
他人と比較しない
他人と比較することは、徹底的に自分の短所を探すことです。自分の不完全さを際立って感じることで、自分を能力不足だと感じたり、今いる場所や立場に居心地の悪さを感じることになってしまいます。
相手と比較するのではなく、過去の自分と比較しましょう。
日々のやるべきことをちゃんと行い、自分自身の進歩を素直に褒めてあげることが、自分を受け入れ、自分に自信をもつきっかけになります。自分が達成したことや自分が行ったことを記録すると、自分の成長を実感できるのでおすすめです。
論理的に自分自身に問いかける
自分が居心地の悪さや自分自身にストレスを感じたときに、「インポスター症候群のような考え方になっていないか?」と疑ってみてください。あなたは、本当に劣っているのでしょうか。論理的に考えて自分自身が詐欺師であると感じることは、正しいことしょうか。
感情に振り回されず、自分のことを受け入れること、自分の性格や能力を客観的に見つめてください。
きっと、自分が成長するための大きな一歩となります。
物事への取り組み方を少し変えてみる
インポスター症候群を発症する人の中には、完璧主義の傾向がある場合があります。その場合、完璧さを追い求めるのではなく、物事を適当にうまくこなすようなやり方に変えてみるのも一案です。
周りの人に自分の経験や知識を共有するなど、チームを思った行動を行った場合、周りの人によい影響を与えることになるかも。
自分の習慣や考え方を変えることはエネルギーが必要ですよね。実際に行動に移した自分自身を褒めてあげましょう。
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以上、インポスター症候群に対処する4つの方法を紹介しました。
いかがでしたでしょうか。
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